キャッシングの新規契約率から思うこと

キャッシング会社の新規の契約率というのが年々下がってきているそうです。

キャッシング会社としては当然顧客の新規開拓をはかりたいところでしょうが、近年の不況などによる失業率の増加や雇用形態の変化により貸したくても貸せないお客さんが増えてきたそうです。

お客側も借りたいしキャッシングする側も貸したいしでニーズが見事にマッチしているのに結局成立せずとは皮肉なものです。

ただこれは個人的にはいい傾向だと思っています。

一昔前はキャッシング会社といえば誰にでも簡単に貸すというイメージで、その利便性ゆえに借金地獄に陥る人が大勢いました。

その「誰にでも簡単に貸す」ことをキャッシング会社が控えるようになってきたということですから、つまり借金地獄に陥る人も少なくなってくる可能性が高くなるはずです。

しかし私がこのように言うと友人に「甘い」と言われました。

大手のキャッシング会社がそうやって間口を狭くすると、代わりにヤミ金などに走る人が多くなると言うのです。

その理屈は分かりますがそうなると借金する人を減らす手段というのは一体なんなのでしょうか。

というか真の解決につながるような手段が存在するのでしょうか。

やはりそもそも資本主義がよくないのだろうかとさえ思えてくるレベルです。